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石川丈山像

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【基本情報】
一面
江戸時代(十八世紀)
本紙縦94.7糎 横34.1糎
総丈縦126.7糎 横47.9糎
奥行2.1糎
紙本著色
額装

【状態】
虫損(補筆修復部あり)
額傷み
シミ

【翻刻】
(讃)
如意隠几□(糸+)鳥/ 黙々宵貌昭々精神/交游造物涵養道真/八秩頑老三陽逸民/逸民謂誰六六山人

【商品説明】
石川丈山(一五八三〜一六七二)は江戸時代前期の雅人で諱は重之、号を凹凸・四明などといった。三河国碧海郡泉郷(現在の愛知県安城市和泉町)に生まれ、祖父・父ともに代々徳川家康に仕えており、母は家康の重臣であった本多正信の姪である。大坂夏の陣後に出家し、藤原惺窩の門に学び、母を養うために大名の客臣となったこともあるが、母の没後は京都洛北の一乗寺に一庵を建てて、遁世生活を送った。そして狩野探幽に、漢から宋までの詩人三十六人を描かせ、それをその庵の壁間に掲げて詩仙堂と号した。
本品は現在でも詩仙堂丈山寺が所蔵している狩野探幽による石川丈山の寿像をもとに描いたものである。この狩野探幽筆石川丈山像の写しは複数確認でき、東京藝術大学大学美術館蔵(丈山賛探幽筆ヵ)、個人蔵(海北有竹筆、安城市指定文化財)、安城市歴史博物館蔵(富岡鉄斎筆)、東京国立博物館蔵がある。詩仙堂丈山寺蔵のものは、脇息の形を簡素に描いているが、東京藝術大学大学美術館蔵と個人蔵のものは写実的に描かれているのが特徴である。
本品も脇息の形を写実的に描いてはいるが、模様は簡素であり、本来左手は脇息に寄りかかった姿で描かれるが、頬杖をついている点が特徴である。

(参考文献)
・国史大辞典編集委員会編『国史大辞典』第一巻(吉川弘文館、一九七九年)「石川丈山」の項(市橋鐸氏執筆)
・大谷大学博物館編『大谷大学博物館 2017年度特別展 東本願寺と徳川幕府』(大谷大学博物館、二〇一七年)
・本間美術館編『日本肖像画』(本間美術館、一九六三年)
・東京国立博物館編『収蔵品目録 美術篇』(東京国立博物館、1952年)

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